尻手すきっぷ保育園
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2022年3月29日

☆3月 くま組☆

木々や花が芽吹き始める様子に、春の訪れを感じる季節となりました?
いよいよ今年度も残りわずか…この1年で大きく成長した子ども達の姿が嬉しく、頼もしさを感じているこの頃です。
今回は、懇談会でお話しようと思っていた内容を『クラス目標』を振り返りながら紹介させて頂ければと思います。

①日常生活に必要な生活習慣を身に付け、見通しを持って生活する。

年中児になり、友達との関わりが深まってきたこともあり、おしゃべりに夢中になり保育士の声が耳に届かない…着替えや活動と活動の切り替えに時間を要する時期もありましたが、その都度「次は給食の時間だよ」「時計の針が12にあったら片付けしようね」と予定を前もって知らせたり、視覚からも分かるようにホワイトボードを利用し、1日の予定に見通しが持てるように心掛けてきました⏰

最近では「次は〇〇の時間だね」「散歩に行くから帽子と…上着と…」など保育士の声掛けがなくても先の事を考え、自分たちで気付けることも多くなってきています。



大人が「これして…あれして…」と言ったり、時間がないから全部やってあげる方が簡単な場面もあるかと思いますが、子ども達が自分で考えて行動できるように促すこと・その為に時間に余裕を持って過ごす事が大切だなと思います。

日常生活の習慣でいうと、毎日の「手洗いうがいは」欠かせないですね。
始めはコップを使っていたうがいも、今では上手に両手でコップを作り、うがいが出来るようになってきました。これも1年で成長した姿です✨?



②様々な経験を通して達成感を味わい、自分で出来る事に自信を持つ。
③保育士や友達との関わりを深め、工夫したり協力して一緒に活動することの楽しさを味わい信頼感を持つ。


達成感という部分で今年度一番印象に残っているのは『運動遊び』でしょうか…
幕張本郷の櫻井先生ご指導の元、マット運動、跳び箱に取り組んできました。
さくらさくらんぼで基礎の動きは習得していた子ども達。「すぐにできるようになるよ!」という櫻井先生からの言葉に、やる気スイッチが入ったようで、毎回一生懸命挑戦していました。

  

以前は出来ないと「もうやめる…」「難しい…」とすぐに諦めてしまう姿が多かったくま組さんんですが、運動遊びを通して「もう1回やってみる」「次は出来るかも」と前向きな発言が多くなり成長を感じました。またそのような経験の積み重ねから出来ることが増え、一人ひとりの自信に繋がっていったようにも感じます。
運動会動画でもご覧頂いたかと思いますが、みんな真剣な良い表情をしていましたよね?

♪じょいふるの「はじめのポーズ」の練習をしている際に「ニコニコしてるより、カッコ良い顔の方がイケメンに見えるんじゃない?」と子どもから提案がありました。そのように考え工夫できる事も凄い事ですよね?
思い思いのイケメンを目指し取り組んだ、楽しかった思い出の一つです?

 

最近は縄跳びに意欲的に挑戦中です。1回跳べたのが、次は2回…3回と目標を決めながら取り組む事で、さらなる意欲や達成感を味わう経験に繋げていけたら良いなと思っています。



④自然事象への興味や関心を高める

⭐︎昨年度に続き、今年度も園庭のプランターで積極的に様々な野菜を栽培してきました、その中で、そら豆は空に向かって伸びていくから「そら豆」、ズッキーニはきゅうりに似ているけどツルにならない…など成長過程を通して学んだことがたくさんあったように感じます。

また町の原っぱの畑をお借りして今年度から始めた【すきっぷ畑】

5月から植え育て始めた「さつまいも」はツルがあっという間にグングン伸びて、ジャングルのようになりました。


そんな畑は虫好きの子ども達にとって遊園地のようなワクワクする場所になりました。
バッタ、てんとう虫、ちょうちょ、ミミズ…など季節の虫達との出会いも
たくさん生まれ大盛り上がりでしたよ???

町の原っぱでは図鑑と虫メガネが手放せない子ども達。
見つけて、捕まえて、観察して、調べる…そのような体験が興味関心を広げていきました。

  

11月の「さつまいもの収穫」も中々体験できない事だったので、子ども達も楽しそうでしたよ。他のクラスの子ども達は一人ひとりが頑張って掘ろうとしている中、大きくて難しいと判断すると
「〇〇くん、こっちのさつまいも掘るのを手伝ってくれない?」「いいよ、一緒にやろう!」と声を掛け合うくま組さん…。
そんな姿に団結力・仲間意識・成長を感じました?

⑤相手の話を聞いたり、自分の考えを伝えたりしながら言葉の表現を豊かにする。

進級当初はまだまだ自分の思いだけを主張する姿が多く、譲れない場面も多かったのですが、夏頃から「ごっこ遊び」が盛んに行われるようになり、その中で徐々に友達同士で「今日は何ごっこにする?」「お家はこういう感じでいい?」など意見を出し合いながら遊ぶ姿が多く見られるようになってきました。
一人ひとりのイメージがあるので、全くトラブルなく…という事は難しい場面もありますが、嫌なことがあった際に涙するだけでなく、「何が嫌だったのか」「どのようにしたかったのか」を友達に自分の言葉で説明出来るようになった所は成長であると感じています。

年明けより、縦割りのグループで集団遊び・運動遊びのチームを作り、その中で競争に勝つための作戦会議を行う機会を多く設けてきました。初めはぞう組さんの話を聞いているだけだったくま組さんも少しずつ「こんな作戦はどう?」と考えを発表出来るようになってきています。

ぞう組さんとのお別れ会、卒園式に向けての取り組みを間近で見ていく中で、ぞう組への進級を意識し始めてきたくま組さん。
表情や行動からも「次は僕たち、私たちがぞう組さんなんだ…」という思いが強くなってきているように感じます。
来年はどんな成長を見せてくれるか、今からとても楽しみですね?


★保護者の皆様へ★
コロナ禍が続き、様々な活動が制限されたりと毎日不安な日々を過ごす中、1年間子ども達と楽しく保育園生活を送ることが出来ましたのも、保護者の皆様のご理解とご協力、そして温かく見守って下さったお陰であると、心から感謝しております。
本当にどうもありがとうございました。

来年度はいよいよ年長児、ぞう組さんですね✨
今持っている子ども達一人ひとりの良い所・素敵な所・優しい気持ちを大切に…そして一人ひとりの色(個性)を大切にしながらぞう組さんとして活躍してくれることを、期待しております!
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